八坂神社
町屋づくりの建物が建ち並ぶ竪小路の傍らに朱色の大鳥居が印象的な場所があります。
本社は大内弘世が応安2年(1369年)に京都から勧請したものです。はじめは社殿は竪小路に建立されましたが、更に水の上に社地がかえられました。その後、永正16年(1519年)に大内義興が大神宮を高峯山麓に建立したとき、本社もその地に移し、社殿を新築しました。
江戸時代の末期毛利氏は本殿をこの地に移しましたが、その本殿は永正16年に建立されたままのものです。本殿は二間社流造りで、屋根は桧皮葺きです。本殿の周囲に配されている13個の変化に富んだ蟇股は珍しい図柄とともに室町時代の特色がよく出ています。
(山口市観光情報サイト「西の京やまぐち」より抜粋)