中心市街地の歴史について
参勤交代の再現 |
本市の中心市街地は、1360年頃、守護大名大内弘世がその居館を山口盆地に移し、一の坂川を鴨川に見立ててまちづくりを行ったことに始まっており、長い歴史のあるまちとして今日まで発展してきました。
戦災をまぬがれ、昔のたたずまいが残る町並みや、御局小路(おつぼねしょうじ)、銭湯小路(せんとうしょうじ)など、町名として残っている名称からも、大内氏によるまちづくりの名残を伺うことができます。
また、萩と山陽道を結ぶ参勤交代の道として整備された萩往還と石州(せきしゅう)街道が中心市街地で交差しており、宿場町として発展してきた歴史を有しています。
歴史・文化資源
中心市街地とその周辺には、明治維新関連の史跡、大内文化を偲ばせる瑠璃光寺五重塔、龍福寺、雪舟が創作活動を行った雲谷庵跡、わが国に初めてキリスト教を伝えたサビエル記念聖堂などの歴史的な文化財が多くあります。
また、山口県立美術館、山口県立博物館、山口県立図書館、山口情報芸術センター、中原中也記念館など、さまざまな文化施設が中心市街地周辺地域に集積しています。
瑠璃光寺五重塔 | 中原中也記念館 |
自然・景観資源
中心市街地から県庁にかけての県道はケヤキ並木が美しく、”パークロード”の愛称で、多くの市民の方に親しまれています。
また、中心市街地を貫流する一の坂川では、毎年5月下旬から6月中旬に、ホタルが飛び交う姿を見ることができ、ほたる鑑賞の夕べが開催されるなど、多くの市民や観光客で賑わいます。
このように、山口市の中心市街地は”恵まれた自然、歴史や芸術文化に彩られた美しいまち”です。